大変だけど見守りたい!赤ちゃんの手づかみ食べ
離乳食が進むと、赤ちゃんは食べ物に手を伸ばして直につかもうとし始めます。周りが汚れるので、ママとしては「やめてー!」と思わず止めたくなりますが、じつはこの手づかみ食べは大事な成長過程だそうです。手づかみ食べの対処法などについて紹介します。
手づかみ食べがよい理由
皮膚は「第三の脳」と言われるくらい、目に見えない情報を鋭く受け取っています。温度や痛みなどに加えて、心地よさや気持ち悪さなどの感覚も肌で感じています。赤ちゃんは手で食べ物に触り、つかんで口に運ぶという一連の動作を繰り返すことで、手や指の皮膚から、その感触や温度、こぼれたりすることを感じ、素材に合ったチカラ加減、食べるのにちょうどよい分量、食べ物と自分との距離感などを学んでいきます。
また、今まではママが食べさせてくれていた食事を、自分の手で食べることで、楽しさを味わい、赤ちゃんの五感や好奇心が刺激されます。
この手や指の皮膚への刺激は、脳の活性化にとって大変重要と考えられています。お年寄りが認知症予防のために、積極的に手先を動かすことが推奨されているように、赤ちゃんの手や指の機能を発達させるだけではなく、脳の発育にもよい影響を与えると言われています。